『ブラッド・ダイヤモンドの舞台』・コノのダイヤモンド鉱山へ行く

 

シエラレオネ共和国に4回渡航した経験がありますが、ここ最近1週間に一回くらい、「シエラレオネには一体どうやって行くのか?」という問い合わせを、世界中からいただくようになりました。世界で一番貧しい国と言われる同国、ビザのとり方や、フリータウンの歩き方など、とにかく情報が少なすぎる!そして、こんなに赤裸々にいろいろと記事を書いている人はいないみたいです。

今後は「シエラレオネの歩き方」を記事としてまとめ、いつか旅日記的な本を執筆したいと思っています。

ブラッドダイヤモンドの舞台・コノのダイヤモンド鉱山への行き方

シエラレオネに渡航するのもめっちゃ難易度高いのですが、さらに、コノまで行って、ダイヤモンド鉱山を見学するのは相当なツテがないと実現できません。今回、ダイヤモンド鉱山見学まで実現できる「ツテ」というものはブログには書きません。直接私のFacebookから連絡していただき、信用できる方のみ、現地案内人の連絡先を教える、という方法を撮りたいと思っています。

シエラレオネのダイヤモンド鉱山とブラッドダイヤモンド

現在も低賃金で働く労働者と雇用主(地主)の格差社会が見て取れるKonoのダイヤモンド鉱山

私がアラジの活動をするに至った一番最初のきっかけが、ダイヤモンド紛争で両親を失った紛争孤児の男の子、アラジ君を「世界がもし100人の村だったら」のドキュメンタリー番組でみたことがきっかけでした。当時高校2年生だった私は、両親や家やなにもかもを失ってその日食べるものもなくても、「勉強がしたい」といったアラジ君の言葉が忘れられませんでした。

シエラレオネと言えば良質なダイヤモンドが採れることで有名です。得にリベリア近くのKonoという地域では、ダイヤモンドを売買するダイヤモンドオフィスが700もあり、そこらじゅう鉱山開発されています。

Konoのダイヤモンドオフィス

レオナルド・ディカプリオが主演し、アカデミー賞を受賞した映画『ブラッド・ダイヤモンド』の舞台としても有名なKonoでは、1991年から政府と反政府軍RUFとの間で、鉱山の利権を巡り10年以上もの長い内戦が続いていました。革命軍RUFは、子どもを麻薬付けにし武器を持たせ、首都フリータウンまで徐々に戦火を広げていくのですが、この内戦で大勢の罪なき市民が犠牲になり、世界で最も悲惨な内戦(民間人の腕を政府に投票させないよう切り歩いたと言われています)が起きました。この時の子ども兵の数は世界一の多さで1万人と言われています。Konoに行くと手首のない人をよくみかけます。

RUFは当時ダイヤモンドを密輸し、その利益で武器を得ていたことから、(ダイヤモンドは原石として密輸され、ヨーロッパで研磨されてしまえば、ヨーロッパ産になってしまいます)当時、シエラレオネで取引されていたダイヤモンドは、地にまみれたダイヤ『ブラッド・ダイヤモンド』と呼ばれ、さきの映画のタイトルにもなりました。

現在は、ダイヤモンドの密輸や武器取引に関する法律・キンバリープロセスが南アフリカで採択されてからというもの、紛争ダイヤモンドの取引は禁止されていますが、今でも密輸は密かに行われているという…

と、前置き長くなりましたが、上記文章は今まで死ぬほど講演会などでしゃべっているので、なんの資料もなくずらずらと書けます。Konoに行くなら映画『ブラッド・ダイヤモンド』は絶対に見てくださいね!笑

Konoへ行くには??

まず、Konoへは政府のバスで約8時間かかります。しかもまだ真っ暗な早朝に荷物を抱えてバス停まで行かなければならないので行くのはかなり大変です。途中、Wi-Fi繋がらないし、暑い日だと窒息死しそうになり結構きついです。

こちらのマップの右上のほうがKono行のバス停です!

Wallace Johonson Streetにあるバス停へKonoへ行く前日にチケットを購入します。前日にチケットを購入していないと、以外とKonoへ行く人はたくさんいるので、乗れなくなります。一度、3人でKonoへむかいたかったのですが、席が2つしか空いてなくて、「一人階段に座るでいいよ!」と言ったら、「いや、白人をそんなところに乗せられない!!!」とドライバーを悩ませてしまいました。。。ドライバーは割とみんないい人です。そのときは追加の値段を払ってなんとか乗せてもらいました。

ステップに鶏を抱えて座る親子

地図アプリMAPS MEがおすすめ!

日本を出る前に、maps meという地図アプリをダウンロードし、シエラレオネの地図もダウンロードしておくことをお勧めします。基本的に空港チェックアウト後は、Wi-Fiが繋がるところが皆無です。携帯がオフラインでWi-Fiがなくても、GPSで目的地まで案内してくれます。

maps meのダウンロードはこちら

行のバス停・休憩所・帰りのバス停にピン止めしておくのがおすすめです。

チケットの値段は35,000Le+荷物代10,000Le程です。(合わせて片道700円くらい?)5時集合・6時発ですが、だらだら支度して7時くらいになる場合も…政府のバスとはいえ、かなり狭いので、1時間走行せずエアコンなしで車内で待つのは、窒息死しそうになります。「ああ…窒息死ってこんな感じなんだ…」と意識が遠のいてきたくらいで発車。笑

あと、バスにもよりますが、スタッフの兄ちゃんによる賄賂請求がすごい!何度も何度も席まで来て、「ちょっとお金ちょうだい」ってしつこい!!なんかサービスしてくれたならわかるけど、こっちがお金を無尽蔵に持っていると思ったらお間違いよ!西アフリカにいる間は、わたしゃ自慢じゃないけどニートなのよ。「1か月一銭も稼いでない恐怖はあなたにはわからない!w」と、むかつくので凄い剣幕で肩ビンタ+携帯で撮影したら、おとなしくなりました(マネしないでね…!w)シエラレオネに滞在している日本人の間で「賄賂渡さないキャンペーン」をやっているそうで、乗客もあんまりしつこいので「もうほっといてやれよ!!」と時たま一緒に怒ってくれます。

荷物は膝においておけば無料ですが、8時間膝の上はきつい!スーツケースを預けたら、スーツケースに直接油性ペンで番号を書かれました!「えっ直接書いちゃうのぉ。。。。( ;∀;)それ、落ちるうう?」って思いましたが、アフリカっぽいなっと思って、苦笑で許しました。笑

Kono行きチケットまとめ

  • Wallace Johonson Streetにあるバス停で前日にチケットを購入
  • 5時集合・6時発(実際は7時発くらい…)
  • チケットは35,000Le+荷物代10,000Le程(手荷物は無料)
  • 賄賂は絶対渡さない!

 

途中の休憩に気を付けて!賄賂請求の落とし穴

途中の中間地点で30分の休憩があります。日本の長距離バスと大きく違うのは、バスの運転手が完全に車内に泥棒が入らないようバスの出入り口を30分間閉鎖してしまうこと!休憩に入ってからすぐに外に出ないと、「トイレ行きたいなー」と思っても、中からも外からも出入りできなくなります。

トイレは、2,000Leほど払って近くの公衆トイレ?的なところを使えるのすが、水を渡されるだけでかなり劣悪な環境。こういうとき、男性は羨ましいなーと思います。笑

食べ物も食べられるのですが、うっかりしていると乗り遅れてしまうので、バスに乗っている間に、窓から購入するのがおすすめです。渋滞などでバスが止まると、頭に水や、フライドプランテーンや、チキンを乗せた子どもたちが一斉に乗客に売りにきます。私は日本からふりかけるタイプの塩をもっていって、ポケットに入れてました。フライドチップスと、ゆで卵がおいしい! 休憩後はけたたましいブザー音で、「発車だぞー」と伝えてくれます。

大好きなゆで卵

いつもつい買ってしまうプランテーンチップス

気を付けないといけないのが、トイレ休憩のときに、警察やイミグレーションのスタッフにみかけられること。バスまで乗り込んで、「オフィスまで来い」と言ってきます。間違いなく、バスに乗り遅れるし、賄賂を請求されるかもしれません。冷静に、コピーしておいたビザと、パスポートのコピーを渡してください。どんなときもパスポートの原本を渡してはいけません。取り上げられたら、バスに戻れなくなります。

Konoに到着したらアンクルベンハウスへ

Konoに到着したら、ここからはバイクタクシーでの移動が基本です。基本的に2,000Leもあれば、宿やマーケットに行けます。いきなり7,000Leとか言われたらほんとうにぼったくりですね。スーツケースも絶妙なバランスで運んでくれます。おすすめの宿は「Uncle Ben Guest House」です。「アンクルベンハウス」と言えば、知らないドライバーはいません。

アンクルベンゲストハウスは、ヨーロッパ風のおしゃれなホテル。グレードによって値段が分かれていて、50部屋以上あるので、予約は必要ありません。朝食は無料で、夕食は35,000Leからその日によってさまざまなメニューを用意してくれます。水も置いてありますよー! お湯が出る部屋もありますが、電気は基本的に19時~夜0時くらいまでの間しかつきません。というのも、Konoには政府の電気が通っていないのです。夜19時になると、アンクルベンハウスの巨大な発電機が動きます。

ちなみに街のいたるところにソーラーパネルが設置されていて、夜でも街頭は明るい!

Konoのダイヤモンド鉱山に行くには?

肝心のダイヤモンド鉱山見学ですが、アンクルベンハウスに私の知り合い&鉱山まで運転できる技術をもった専門ドライバーが次の日の朝10時に迎えに来てくれます。鉱山は毎年掘り進めていて場所が変わるので、土地をもっている人と知り合いでなければ、中まで入り込むことができません。

私の知り合いの情報は、残念ながらブログに書くことはできないので、信用できる方のみ、下里夢美Facebookに連絡していただいて、情報提供させていただきます。

鉱山見学におすすめの時期は乾季です。というのも、雨季はデコボコの舗装されていない道を、途中川や水たまりを通ってびしょびしょになりながら、2人乗りバイクで道なき道を突き進んでいきます。雨季だと雨が降ると帰るのも困難になります。長袖長ズボンが望ましいですが、鉱山付近は砂だらけなので、サンダルも持参したほうがいいかもしれません。乾季に行く場合は、マスクを用意したほうがいいかも。私はヘルメットなしでどんどん突き進んでいきますが、ヘルメットはなるべくしてください。

ダイヤモンド鉱山までの景色は絶景!なんかポケモン出てきそう…

運が良ければ、金やダイヤモンドを実際に仕分けしているところを見ることも可能です!

 

 

 

ちなみに、帰りも行きと同様、バス停にて前日に帰りのチケットを購入しておく必要があります。

帰りは、行きのバス停につくのは9時間くらいかかると想定しておいたほうがよいかと。。。というのも乗客みんなが「俺はここで降ろしてくれー!」「私の家この近くなのー!」という感じで、ありとあらゆるところで、乗客が勝手に降りていくので、ものすごく時間がかかります。バススタッフも、「どこで降りる?」と、自由に選べるスタイルがこの国の文化なよう…。効率いいんだか、優しいんだか、迷惑なんだか、よくわからず日本人からすると複雑な。笑

 

 

アラジ代表

下里夢美

 



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下里 夢美
下里夢美(27歳)月間12万PV「下里夢美オフィシャルブログ」を執筆。NPO法人アラジ代表理事。「世界で一番命の短い国」シエラレオネで3つの貧困削減プロジェクトと日本人ゲストハウス「CHAMELEON」の運営に取り組む。現地法人Africa Lion.Ltd 代表取締役。「日本最大のアフリカに挑戦する女性のためのコミュニティ・アフリカ女子部」部長。2014年3月より活動をはじめ、2017年7月にNPO法人化。※インタビュー・講演のご依頼は「shimosato@alazi.org」にて!現在第1子となる息子君を妊娠中。2019年3月出産予定。
yumemi

下里夢美(27歳)月間12万PV「下里夢美オフィシャルブログ」を執筆。NPO法人アラジ代表理事。「世界で一番命の短い国」シエラレオネで3つの貧困削減プロジェクトと日本人ゲストハウス「CHAMELEON」の運営に取り組む。現地法人Africa Lion.Ltd 代表取締役。「日本最大のアフリカに挑戦する女性のためのコミュニティ・アフリカ女子部」部長。2014年3月より活動をはじめ、2017年7月にNPO法人化。※インタビュー・講演のご依頼は「shimosato@alazi.org」にて!現在第1子となる息子君を妊娠中。2019年3月出産予定。