【ご報告】第5回渡航全日記と今後の方向性について

【ご報告】第5回渡航全日記と今後の方向性について

2018年5月20日(日)~6月17日(月)にて、第5回シエラレオネ渡航が終わりました。今回の出張のすべてを時系列にて、またその後は、今後の方向性について、正直な気持ちとともにご報告したいと思います。

第5回の渡航では、また、たくさんの成果があった渡航になりました!この文章を読んでくださっている、すべての方の温かいご支援・応援の支えあってのことです。本当にいつもありがとうございます!

1週目

意気揚々と出発するもモロッコでトランジット乗り過ごす

今回初めて成田空港のJALカウンターにて「見たことないビザなので確認させてください」と言われました。(初!)無事に通過でき完全に気を抜いていたのか、日本→カタール→次のモロッコでのトランジットで、iPhoneの時差が1時間ずれていることに気が付かず、肝心のシエラレオネ行きの飛行機を乗り過ごしてしまいました!笑

ミスフライトをした場合、同じ航空会社であれば無料で席の用意をしてくれるのですが、エアカタールの次のシエラレオネ行き飛行機は4日後。大事な予定が山ほどあったので、なくなく、ASKYという未知の航空会社にてガンビア→シエラレオネと経由し、1日遅れて到着しました。モロッコでの1泊分含め自費で10万がぶっ飛びました!涙

ガンビアの空港では、なんと英語とクリオ語が通じ!(セネガルの中に位置している国なのでてっきりフランス語かと覚悟していた)クリオ語をしゃべったら思いのほか優しくされ、特別にビザなし入国させてもらい、空港のオフィス内でお茶やジュースを御馳走になりました。何やら2人の空港職員が税関のアライバルシートを、でっかい台帳みたいなのに2時間くらいかけて手書きで転記していて「すっげー…。そうなんだぁ…w」と思いました。笑

何もないオフィスにて生活スタート!

世界一不憫な空港と言われるシエラレオネのルンギ国際空港を出て、20分くらいタクシーで走るとフェリー乗り場があるのですが、そのボロボロのフェリーに乗って海を越えないと首都のフリータウンにはたどり着かないのが、シエラレオネに観光客を寄せ付けない最大の理由でもあります。

フェリーの到着先で、マネージャーのダディがお出迎え。その日のうちにシングルベッド、鏡、机、扇風機をなんとか入手し、何もないオフィスにて慣れないストリートでの一人生活がはじまりました。アフリカ布事業をやっているテイラーさんのいるストリートは近くにありますが、前回の渡航でオフィスを契約したWellingtonストリートでの生活ははじめて。基本的に今回一番大変だったのが、ポンプが壊れていて水が出ないという。第1回渡航の時と同じような不安と絶望感が1週間ずっとありました。

2日目にポートロコの小学校へ訪問

ROGBORO COMINITY PRIMARY SCHOOL(ンボロ小学校)の生徒100名が使用する教材1年分の教材物資支援を行いました。今回のニーズ調査で、エボラ出血熱後、ユニセフや赤十字の支援が撤退し、塩素水入りの手洗いタンクの供給がストップしたことにより、電気・水道のない森の奥地の小学校では、またエボラが起きるのではと子どもたちが恐れていることがわかりました。

今後も、政府未承認小学校への教材支援については、現地パートナーNGO・HACAEDと協働して進めてまいります。

3日目でお腹を壊し熱を出しました。

用意していた抗生剤で復活。(よい子はマネしないでください)

なんとシエラレオネで国営放送SLBCに生出演

そしてなんと生出演中に機材トラブルで映像ストップというなんとも意味不明なことが起こりました。カオス。

ご縁ありラジオ出演もさせていただきました。

テレビよりこっちのほうが不安がありましたが、無事に「キャッサバリーフも食べれるよ!」という一言でしこたまウケをとり。フォートストリート中のテイラーに「あれ面白かったよw」と笑われました。

フォートストリートで火事2件発生

2016年にフォートストリートで大規模な火災があり、大勢が家と全財産を失いました。今回は1週目のうち2度も火災がありました。3階建ての家屋が全焼し、子どもをかばって逃げ遅れた女性が1名亡くなりました。

その後の火災では孤児院ドンボスコの性暴力や家庭内暴力の被害にあった女の子専用のシェルターが全焼しました。原因はライトの不具合で家内の電気コードのショートだと言われていますが、それにしても火事、多すぎます…。

2週目

アラジ事務局長支倉も遅れて到着

孤児支援をしている子どもたちが、サプライズで歓迎会を開いてくれました!私は誰かがお手紙を読む程度かなと思っていたのですが、子どもたちと現地パートナーF.C King Kongの皆さんがダンスやプレゼントを準備してくれていて感動。

でも、パーティのはじまりのスピーチで「ゆめはもうシエラレオネニアンだからプレゼントはないぜ」みたいなことを言っていて、ショック!!!あ、そうっすかwとなった。

2017年8月の洪水被害により災害孤児となった10名については全員が2018年12月末日まで契約更新となりました。

News Watchという新聞に掲載されました。

数分の取材で、発行されるという日に新聞をチェックしにいったのだけどどこにも写真がなかったので、数行程度かなぁ。と思ったら、次の日新聞の一面に、新大統領のビオ氏と並んで掲載されとるやんけ!!!!衝撃でした。

高校2年生の時に、シエラレオネのことを知って、ここまで挑戦してきたということや、今シエラレオネで進んでいる4つの事業についてお話しさせていただいて、そのどれもがなんとも大げさな表現で掲載されておりました。もうすごい。

3週目

ゲストハウスCHAMELEONがOPENしました!

ここまで時間に遅れてくる大工を何人もクビにしてきて、(その後は、支倉さんが契約書を作ってくれて、仕事はスムーズに行きました)なかなか家具の買い出しや準備が進みませんでしたが、Polcaや直接振り込みで応援してくださった皆様のおかげで、なんとかOPENにいたるまでの道具や家具類をセットすることができ、Room1:LIONとRoom2:TURTLEの二つのお部屋をAirbnbに掲載することができました。

ゲストハウスOPENまでの経緯はこちらをご覧下さい。

オフィス&ゲストハウスOPENパーティでは、ずっとお世話になっている地域の方たちが今後の発展を祝いお祈りをしてくれました!

マネージャーのロドニーが頑張りました!

今年からアラジの現地スタッフとして頑張っているロドニー。彼は遅刻もしたことがなく、とても助かっています。今回かなり活躍してくれたロドニーのおかげで事業が滞りなくうまく行きました。大きな棚を買い出しにいったとき、これをどうやって運ぶんだろうと、支倉さんと二人で想像もできないでいたら、3分後にデカいバンを手配してくれた時には、感動しました。彼がいなければすべての事業がうまくいかなかったでしょう。

今回の渡航で彼はPCとネットを使いこなせるようになり、ゲストハウス自体の運営は彼が今後は責任をもって進めていきます。

4週目

現地法人Africa Lionを設立しました!

第1回渡航の時から滞在していたゲストハウスのオーナータラワイレ氏がフランスから帰ってきており、今回たまたま偶然にもお会いすることができました。いつか「シエラレオネでいろいろやるんだ!」と片言の英語で将来の夢を彼に話したとき、「私がライセンスや会社設立を手伝ってあげるよ」と言ってくれていたのが、まさか現実のものとなるとは。彼の経営者としてのスキルとシエラレオネ人としての人脈を100%発揮していただき、最速で、なんと現地法人と宿泊業のライセンスが取得できてしまいました。

なんと、宿泊業のラインセンス認可のためオフィスをチェックしにきた観光省のオフィサーはタラワイレ氏のいとこだそうで、なんとも心強かったです。

子犬をゲットしました!

帰る前だというのに不覚にも子犬を拾ってしまいました!この子が死ぬほどかわいい!マネージャーのロドニーがテレビ通話で毎日様子を送ってくれます。次の渡航で、狂犬病の注射を打ちます。ゲストハウスとオフィスは区切られていて、オフィスでマネージャーが毎日お世話をしてくれています。

 

ざっくりとこんな感じで、今回もいろいろなことが起こりましたが(アフリカ布事業のご報告は後程HPにて詳しくご報告させていただきます)元気に無事帰ってくることができました。

そして帰国時には、まさかのフライトが遅れまして、エチオピアに入国し、初めての東アフリカを体験できました!笑

今後の方向性について~フェーズ1の終了に向けて~

さて、私がたまたまテレビでシエラレオネを知った高校2年生から、なんとか事業を立ち上げるまでにいたった現在までを勝手に第1フェーズだと考えています。

できれば、でありますが11月・12月にインターン・ボランティアを連れて渡航をし、第1フェーズの終了としたいと考えました。

今後むこう1、2年の間、現地スタッフがインターンやボランティアや観光客を受け入れながら、リモートで事業を進められればと思っています。

これまで約3年弱の現地活動で軌道に乗せることができたのは以下の事業です。

・災害孤児支援

現地パートナー:F.C King Kong

・ポートロコ小学校支援

現地パートナー:HACAED

・ゲストハウス事業

現地登記法人Africa Lion Inc.:マネージャーが運営

・アフリカ布事業(オーダーメイド・雑貨販売)

現地滞在時のみオーダー。直接日本へ輸送。

今後は、引き続き現地パートナーを介しお金の支援を続けるとともに、現地で今後インターンを採用し続け、アフリカ布事業をリモートできる体制を11月・12月に整え、これまでを私の人生の中のシエラレオネの挑戦の「フェーズ1」としたいと思っています。

プライベートを考える・4年間みえていなかったもの

というのも、これまでプライベートも活動もまったく境目なく、すべてをアラジに全力闘争で駆け抜けてきてしまい、ON/OFFの切り替えがあまりにもできていなかったなと思ったのです。(が、今でもOFFなんて別に要らないと思っていますが!)

そう…例えば恋愛とか。笑 この4年間すべての恋愛が「もっと活動に注力したい!」が間接的な原因で、たぶん終わったwww

でもOFFなんていらないくらい、アラジは最高に楽しくて面白いです。ドリコンもシエラレオネも、アラジの仲間の一人ひとりも、めちゃくちゃ面白いしワクワクする。この活動には価値がある。とやっと思えたのが3年目。

これまで何をやっても辛くて何度も活動を辞めようと思ったり、NPOを設立したことも正直最初は理事たちとうまくいかなくて後悔ばかりで、でもそこを踏ん張って乗り越えてやっと楽しくなってきたのが3年目。

周りの支えや、何度もシエラレオネを行き来できることに、とても幸せを感じ、もっともっと周りを元気にしたい!私自身が応援されてきた分、周りを応援できる自分でいよう!と最近は強く強く思うようになりました。

 

ただ、この4年間、一度も立ち止まらず、休日もなく来てしまったので、もともと強くない自分の体の健康面が心配です。アフリカへ行くたびに環境変化や想定不可能なトラブル続きのストレスで暴飲暴食したり、毎度感染症にうなされて極限で病院のお世話になったり、体にはこの上なくスパルタしてきたと思い反省。

最近やっと金銭的に余裕ができてきたので、歯医者へ行ったり、社会人になってから今度はじめて健康診断へ行ってきます。そう、結構必死だったのか、ちょっと余裕ができて立ち止まってみたら、知らない間に、大分自分のことを後回しにしてきてしまったみたいです。

年内最後の渡航で、向こう1・2年は現地リモート運営化

年内の渡航を一旦区切りとして、向こう1・2年は現地活動を全てリモート化し、現地パートナーや現地法人スタッフのみで事業の運営を任せていきたいと思っています。その間もちろん、現地スタッフと一緒にボランティアやインターンを受け入れていく予定です。(シエラレオネに行ってみたい!という方は、私がいないからといって諦める必要はありませんよ!)

ということを考えているのですが、シエラレオネで4つの事業を継続させていくのと同時に、より持続可能性を考慮した新たなビジネスも模索中です。やりたいことはたくさんあるので、そのどれもに生きている間は挑戦していきたいです!今考えているのは、日本食レストラン事業!(オムライス屋さんをやりたい!シエラレオネ初のラーメン屋さんも面白そう!)これは、オフィスの隣もしくは1Fのスペースが空いているので、ここを事業化できないかなと思っています。

あとは、車と免許を取得して、もっと移動がスムーズになれば活動がより滑らかになるのではとずっと考えていて、これは事業をより加速させるべき時にぜひ投入検討したいです。

シエラレオネ人が自らエントリーできるクラウドファンディングサイトの構築や、オフィス清掃業(クリーニング屋さん)なんかも面白ろそうだなと思っています。医療従事者と一緒にアフリカ布でマスクを制作し、小学校に配布し乾季に試験的に研究のためのサンプルを採取しよう、という話しも出ています。

が、今走り出してしまうと、ブレーキをかけられなくなるので、一旦現地活動の第1フェーズの区切りを設けたいと思っています。第1フェーズは、シエラレオネのことを知ってからアラジを立ち上げ、応援者が増え、4つの事業が形になり、私がいなくても回るようになったところまで。

第2フェーズに向けて、今後は、より一層ビジネススキルとエネルギーを蓄えていきたいです。

日本事業と第2フェーズまでの期間にやること

これまで通り、「若者が最初に発信する場所=夢プレ」は継続し、多くの人が夢をきっかけに繋がり合う場所を創っていくつもりです。これまで渡航中に2度、日本のイベントスタッフが夢プレを開催してくれました。超いい仲間に恵まれて私は幸せ者だと思います。また、常務理事として支倉理事が事務局長を担っていただくことになったのも、アラジにとっては本当に大きな出来事で、いつもみんなには感謝でいっぱいです。また毎週土曜日のボランティアDayにはコンスタンスに新しい人たちが加わってくれるようになりました。

アラジの一年の日本事業の集大成、ソーシャルドリームコンテストをなんとか後継者に引き継ぎ、自分がいなくても私の意志を継いで丁寧に愛情をもってコンテストが大事にまた開催されるようになったらいいなと思っています。アラジのソーシャルドリームコンテストは、大きくならなくていい。全国に広がらなくてもいい。身近な人をまず大事にできる場所を創れればいい。そんな想いを引き継いで、オーナーシップを持ってやってくれる人が増えたら、もっと応援の輪と素敵な空間は広がっていくと思います。

それから、「私に何かあったら活動がなくなる」のは嫌。人間いつなにがあるかわからないし(飛行機墜落するかもしれないし、エボラで死ぬかもしれない)みんなで一生懸命創ってきたアラジを、より当事者が優しく幸せでいられる循環で回っていくように再度組み立てなおしたい。

ひとまずは、第2フェーズまでのむこう1・2年は、少し息を抜こうと思っています。新しいことをやりはじめて反省しないで周りを振り回しがちなので、第1フェーズの反省も含めて。また、今まで出会ってただ通り過ぎてきた人たちがたくさんいるのだけれど、一人ひとり出会った方とのご縁をもっと大切に温める期間にしたい。

ざっくり大雑把に生きてきましたが、丁寧に一人ひとりの想いと向き合う時間にしたいです。生き急ぎすぎない!丁寧に慎重に動く!渡航が必要であれば渡航もするけれど、新しいことをはじめることは一旦中断します。第1フェーズをじっくり見つめなおすことで、第2フェーズでやりたいもっともっと壮大なことは、今後もきっとうまくいくはず。

と、活動に関して述べてみればこんな感じなのですが、第2フェーズまでの息抜きタイムについてプライベートの部分でも大きく考えていることがあるので、そこはおいおい報告いたします。

 

と、こんな感じなのですが…

11月・12月にまた渡航します。それから、今後もシエラレオネでの事業は継続していきます。より丁寧に確実に社会に価値ある活動にするべく、アラジを大切に育てていく所存です。

また、10月6日にソーシャルドリームコンテストを控えています。6名の登壇者はもう決定しています!(もう少し先に発表予定!)会場がまだ決まってないのですが…

毎度のお願いなのですが、渡航費と、コンテスト開催に向けて金銭的な支援をしていただける方を求めています。特にマンスリーサポーターになっていただける方を募集しています。このマンスリーサポーター制度がはじまり、第5回渡航が実現し、アフリカ布事業で受益テイラーをまた増やすことができました。一人ひとりのできる範囲のサポートが集まって今までなかったコトが実現していくことに感動しています。

マンスリーサポーターになる

マンスリーサポーター詳細ページはこちら

サポーターになる前にぜひ、私の活動に対する想いやプロフィールをぜひ読んでいただければと思います。

7月7日・現地法人設立&NPO1周年記念パーティ

きたる7月7日に、NPO法人アラジ設立1周年を迎えます。

また今回の渡航で現地法人Africa Lion、ゲストハウスCHAMELEONのオープン記念パーティも兼ねています。14時~19時までやっていますので、1000円握りしめてお気軽にお越しください!たくさん時間があるので、一人ひとりとお話しできるかなと思っています。

【日時】
2018年7月7日(土)14:30~18:30
【場所】
赤坂見附駅徒歩2分フィオーレ赤坂
【参加費】
(正会員・マンスリーサポーター)1,000円
(学生)1,000円
(一般)1,500円
(飲み物・食べ物の持ちこみ参加をお願いします!)

【来場者へ感謝のプレゼント】
・第5回シエラレオネ渡航報告書
・シエラレオネのお土産

参加表明はFacebookイベントページよりお願いします

ボランティアDAYのお知らせ

NPO法人アラジでは定期的に土曜日に事務所へ集まりお茶菓子を食べながらボランティア作業・近況報告・情報交換をしています。
【日時】6月23日(土)・6月30日(土)
【時間】ボランティア作業(14:00~18:00)
【場所】NPO法人アラジ事務所
【申し込み】詳細ページをご覧ください

 

 

今後とも、NPO法人アラジならびに、Africa Lion Inc.をどうぞよろしくお願いします。

 

 

下里夢美

シエラレオネの歩き方

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アラジの下里夢美が
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下里 夢美
月間10万PVブログ「みためはコドモ・ずのうはオヤジ」管理人。NPO法人アラジ:代表理事長・ファンドレイザー/アフリカ女子部:部長/女性のためのインタビューサイト「キアラ」:編集長/夢持つ人がもっと輝くために、誰もが誰かの夢を応援できる社会の実現をめざし、夢追い人に登壇機会を提供・イベント収益の一部を「世界で最も命の短い国:シエラレオネ共和国」での就労支援に役立てることを目指し、2014年3月7日より活動・2017年7月7日NPO法人化。※インタビューのご依頼はFacebookにて!