アフリカ国際協力・ビジネスに関する良書まとめ【40 冊】

下里が最近読んだ、アフリカ国際協力・アフリカビジネスに関するオススメ書をまとめています。また、著者の中には、実際に下里がTwitterで繋がる方達も多く、こちらでは、オススメ本の著者のTwitterリンクもまとめています。ぜひフォローして最新情報を手に入れましょう。
オススメ本まとめ
アフリカ「ビジネス」の関するオススメ本
- 『アフリカ・ビジネスと法務』
- 『最後の市場アフリカ』
- 『池上彰のアフリカビジネス入門』
- 『中国が喰いモノにするアフリカを日本が救う 200兆円市場のラストフロンティアで儲ける』
- 『20億人の未来銀行 ニッポンの起業家、電気のないアフリカの村で「電子マネー経済圏」を作る』
- 『世界で働く。アフリカで起業し、50社を経営する僕が大切にしていること』
- 『アフリカ希望の大陸』
- 『最底辺の10億人』
アフリカ「国際協力・開発経済」に関するオススメ本
- 『食い尽くされるアフリカ』
- 『国際貢献のウソ 』
- 『援助じゃアフリカは発展しない』
- 『貧乏人の経済学』
- 『善意で貧困はなくせるのか?-貧乏人の行動経済学』
- 『貧困の終焉』
- 『ファクトフルネス―FUCT FULNESS』
- 『貧しい人を助ける理由 遠くのあの子とあなたの繋がり』
- 『傲慢な援助』
- 『統計はウソをつく-アフリカ開発統計に隠された真実と現実-』
- 『その日暮らしの人類学 もう一つの資本主義経済』
アフリカ「フィールドワーク」に関するオススメ本
アフリカ「ルポタージュ」に関するオススメ本
アフリカ「歴史」に関するオススメ本
アフリカで活躍する日本人執筆のオススメ自叙伝
- 『僕らはソマリアギャングと夢を語る――「テロリストではない未来」をつくる挑戦』
- 『国境なき助産師が行く 難民救助の活動から見えてきたこと』
- 『我が志アフリカにあり(前)』
- 『我が志アフリカにあり(後)』
- 『歩き続ければ、大丈夫。—アフリカで25万人の生活を変えた日本人起業家からの手紙』
- 『職業は武装解除』
- 『行くぞ!ロシナンテス 日本発 国際医療NGOの挑戦』
- 『バッタを倒しにアフリカへ』
- 『世界を救う7人の日本人!国際貢献の教科書』
- 『平和をつくるを仕事にする』
アフリカ「ビジネス」に関するオススメ本
1.アフリカ・ビジネスと法務
- 著者:角田進二氏、金城拓真氏
- 単行本: 212ページ
- 出版社: 中央経済社 (2016/8/24)
弁護士の角田進二と、アフリカ9か国で50社以上の企業経営を行う金城拓真氏が共同出版した、アフリカ・ビジネスにおける法務や諸規制などに関する留意点を紹介する良本です。アフリカビジネスを志すものなら一度は触れておきたい本。
角田進二氏:Twitter(@Sumisin1000 )
2.最後の市場アフリカ
- 著者:野村 修一 氏 James Kuria 氏
- 単行本:222ページ
- 出版社: 日本実業出版社 (2014/2/14)
アフリカビジネスの基礎本として、最初に読んで置きたい一冊。非常にわかりやすく読みやすい。
3.池上彰のアフリカビジネス入門
- 著者:池上彰氏
- 単行本: 312ページ
- 出版社::日経BP社 (2013/11/20)
最後のフロンティアといわれる10億人の人口を抱えるアフリカ大陸。一方で、インフラ未整備、低い電力普及率、食物不足、教育の未発展、不安定な政治、という様々なリスクを今もなお抱えている。日本がアフリカでビジネスをするにはどうすればいいのか?という視点で、池上氏が、ケニア、モザンビークをはじめ現地取材でつかんだ、リアルなアフリカのビジネス入門書。16カ国が内陸国のアフリカでは日本技術をもってしかできない発展の仕方が今求められる。物流・食料自給・地熱発電・中国の経済投資・JICA技術支援など、一気に内容理解でき良本。
4.中国が喰いモノにするアフリカを日本が救う 200兆円市場のラストフロンティアで儲ける
中国が喰いモノにするアフリカを日本が救う 200兆円市場のラストフロンティアで儲ける (講談社+α新書)
- 著者:ムウェテ・ムルアカ氏
- 新書: 192ページ
- 出版社: 講談社 (2015/12/18)
著者のムウェテ氏はコンゴ出身で、TICAD創案者。鈴木宗男元弁護士の元私設秘書という経歴。中国がアフリカにもたらした腐敗と恩恵については賛成派でも反対派でもないけれど、今一度日本の丁寧な技術投資が強く求められていることを実感。中国のアフリカ進出について一番読みやすくわかりやすく書かれている本。
5.20億人の未来銀行 ニッポンの起業家、電気のないアフリカの村で「電子マネー経済圏」を作る
20億人の未来銀行 ニッポンの起業家、電気のないアフリカの村で「電子マネー経済圏」を作る
- 著者:合田真氏
- 単行本: 204ページ
- 出版社: 日経BP社 (2018/6/23)
日本植物燃料代表:合田真氏著。モザンビークの無電化村でケニアのM-PESAのような電子カードではなくNFCカードをもちいたローテクで現実的なフィンテックを目指す革新的試み。現地コミュニティでの苦労や(妖精が現金を持ち去ったなど)次世代への持続可能な発展について紹介。Amazon金融・銀行カテゴリーで1位のベストセラー本。
6.世界で働く。アフリカで起業し、50社を経営する僕が大切にしていること
- 著者:金城拓真氏
- 単行本: 224ページ
- 出版社: 日本実業出版社 (2016/2/18)
人類最後の市場(フロンティア)アフリカ大陸。主に日本や欧米式ビジネスの常識が通用っしない東アフリカという地で、金城氏が築いてきたリアルなアフリカビジネスについて赤裸々に語る一冊。「アフリカビジネス」といったら必ずたどり着く金城氏は、アフリカ9カ国(タンザニア・ザンビア・マダガスカル・ベナン・ニジェール・ブルキナファソ・コートジボワール・カメルーン・トーゴ)で、50社以上の企業経営(金取引、農場経営、不動産、タクシー、運送業、金鉱山運営、ホテル、中国製品の卸売、土地開発など)に携わる。
7.アフリカ希望の大陸
- 著者:ダヨ・オロパデ
- 紙の本の長さ: 297 ページ
- 出版社: 英治出版 (2016/8/23)
ビジネスにとっても、国際機関やNGOにとっても、「アフリカは、助けられるのを待っている」というイメージは、もう時代遅れだ。そう語るナイジェリア出身の著者であるダヨ・オロパテが紡ぐ「家族」、「テクノロジー」、「商業」、「自然」、そして「若さ」と いう五つの地図の章より、豊富なインタビューと最新の知見をもとに、固定観念を覆すリアルなアフリカを描く。アフリカ全土にビジネス視点で関わる人はもちろん、グローバル経済を見通したい人は必読。
Dayo Olopate氏:Twitter(@madayo)
8.最底辺の10億人
- 著者:ポール・コリア―
- 単行本:320ページ
- 出版社:日経BP社 (2008/6/26)
オックスフォード大学アフリカ経済研究センター所長。世界銀行の開発研究グループ・ディレクター、アフリカ問題のイギリス政府顧問などを歴任。アフリカ経済の世界的な権威:ポール・コリア―の有名な一冊。最も貧しい国々のためになるべきことは何か?という視点で、アフリカ問題の様々な原因と解決策について紹介。
アフリカ「国際協力・開発経済」に関するオススメ本
1.食い尽くされるアフリカ
喰い尽くされるアフリカ 欧米の資源略奪システムを中国が乗っ取る日
- 著者:トム・バージェス
- 単行本: 384ページ
- 出版社: 集英社 (2016/7/26)
『フィナンシャル・タイムズ』紙の特派員として、PTSDを抱えながらも、2016年からアフリカの現状を伝え続けるジャーナリスト、トム・バージェスの渾身の暴露本。かつて植民地時代に欧米諸国が築いた略奪のしくみが、グローバル企業によって現代版にアップデートされ、さらに中国が参戦したことによって熾烈な争奪戦が繰り広げられている実態をつきとめる。最後に筆者が述べた“コーヒー豆や伝統雑貨だけがフェアトレードで、鉱物資源や宝石類は今も膨大に搾取され続けている。私たちも共犯者だ”という言葉が印象的。
Tom Burgis氏:Twitter(@tomburgis)
2.国際貢献のウソ (ちくまプリマー新書)
- 著者:伊勢崎賢治氏
- 新書: 207ページ
- 出版社: 筑摩書房 (2010/8/6)
国際NGO・国連・日本政府での豊富な経験をもとに、武装解除DDRのプロ:伊勢崎賢治氏が語る、キレイごと抜きの国際協力の現実を綴った一冊。国際協力を安易に考える前に、現場で携わる者たちの現実をこういった本から学べることは本当に貴重に思う。この本から実効性のある国際貢献について学んでいきたい。
伊勢崎賢治氏:Twitter(@isezakikenji)
3.援助じゃアフリカは発展しない
- 著者:ダンビサ・モヨ氏
- 単行本: 258ページ
- 出版社: 東洋経済新報社 (2010/7/30)
「本書は劇薬である。」とあるように、今までのアフリカ援助の概念を覆す劇薬本。アフリカ人の当事者である彼女自身が、あらゆる経済的視点から援助がもたらしてきた不都合な結果を読み解き、アフリカ援助に警鐘を鳴らす。著書のダンビサ氏はザンビアに生まれ、オックスフォード大学で学んだのち、ゴールドマン・サックスで8年勤務。「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれている。アフリカ国際協力に善意が取り組む前にぜひ読んで欲しい一冊。
Dambisa Moyo:Twitter(dambisamoyo)
4.貧乏人の経済学
- 著者:エステル・デュフロ(Esther Duflo)氏
- 単行本: 408ページ
- 出版社: みすず書房 (2012/4/3)
食糧、医療、教育、家族、マイクロ融資、貯蓄……世界の貧困問題をサイエンスする、最新の貧困研究書。事例にそって、抱いていた「国際協力のもやもや」が解決されていくよう。栄養不足と貧困の関連、金融商品としての子作り、マイクロファイナンス失敗例、途上国関連の保険会社の失敗例などについて紹介。
5.善意で貧困はなくせるのか?-貧乏人の行動経済学
- 著者:ディーン・カーラン/ジェイコブ・アペル
- 単行本: 344ページ
- 出版社: みすず書房 (2013/2/9)
開発経済学をテーマにした本の中では一番オススメしたい一冊。マイクロファイナンス、HIV予防プロジェクト、数々の教育プロジェクト等の失敗や経験を、RCT分析を用いて冷静にわかりやすく分析し、開発プロジェクトの「なにがうまくいって、なにがだめなのか」を社会実験ではっきり実証しつつ、人間の非合理性を考慮した新しい発想を導きだす点においてとても意義のある面白い一冊。「国際協力」やチャリティーに関心のある世代に物事を冷静に分析する力を身につけてもらいたいと改めて強く思う。
6.貧困の終焉
貧困の終焉: 2025年までに世界を変える (ハヤカワ文庫 NF 404)
- 著者:ジェフリー・サックス氏
- 文庫: 636ページ
- 出版社: 早川書房 (2014/4/10)
国連ミレニアム・プロジェクト(MDGs)を主導し、「世界で最も重要なエコノミスト」と呼ばれる、経済学者ジェフリー・サックスが、人類究極の目標である「貧困の根絶」は実現可能であることを説き、その具体策を明らかにする世界的ベストセラー。あらゆる貧困解決の方法・手段を経済指標に基づいて提言する本作は、開発経済に関わるものなら一度は読んでおきたい良本。
7.ファクトフルネス―FUCTFULNESS
FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
- ハンス・ロスリング (著), オーラ・ロスリング (著), アンナ・ロスリング・ロンランド (著), 上杉 周作 (翻訳), 関 美和 (翻訳)
- 単行本: 400ページ
- 出版社: 日経BP社 (2019/1/11)
ファクトフルネスとは、データや事実にもとづき、世界の現状を正しく読み取る習慣のことである。国際協力・開発経済に関わる、現場のファシリテーター・ファンドレイザー・エコノミストを目指す人にほど、身に着けたい考え方と強く感じた今一番話題の一冊。超おすすめです。
8.貧しい人を助ける理由 遠くのあの子とあなたの繋がり
- 著者:ディビット・ヒューム氏
- 単行本: 185ページ
- 出版社: 日本評論社 (2017/11/29)
国際協力を巡るこれまでの思想や政策の潮流をわかりやすく紹介。私たちに「なぜ、どのように世界の貧しい人々を助けるべきなのか」について改めて考えさせてくれるとともに、「先進国ファースト」が結局は先進国のためにならない理由を説いています。ダンビサ・モヨの『援助じゃアフリカは発展しない』やジェフェリー・サックスの『貧困の終焉』など、極端な援助開発論を上手く中和させ、現状を正しく理解することのできる良本です。
9.傲慢な援助


傲慢な援助
- 著者:ウィリアム・イースターリー
- 単行本: 488ページ
- 出版社 :東洋経済新報社 (2009/9/4)
善意にあふれた先進国からの援助のうち、たった数パーセントしか本当に必要な人に届いておらず、これまで経済成長に成功してきた国は、援助をそれほど受け入れてはいない国である、という現実をまず冷静に分析する。そのうえで、本当に有効な援助とは何か、どんな援助のやり方が、本当にそれを欲している人々のもとに届けることができるのかについて、これまでの援助のやり方とは異なる援助を提案する、いわば、論争の書。(Amazon:内容より)
10.統計はウソをつく-アフリカ開発統計に隠された真実と現実-
- 著者:モルテン・イェルウェン
- 単行本:302ページ
- 出版社::青土社 (2015/7/24)
ビル・ゲイツ氏が選んだ「最良の書」の一冊!貧困国における統計データ(世界銀行やIMFが使用するデータ)が経済の実態をまったく反映していなかったことを告発する衝撃本。得にアフリカ地域のデータ計測のあいまいさは顕著で、統計に基づいて貧困を図ることの困難さがうかがえる一冊。
アフリカ「ルポタージュ」に関するオススメ本
1.ルポ『資源大陸アフリカ』暴力が結ぶ貧困と繁栄 (朝日文庫)
- 著者:白戸圭一氏
- 文庫: 352ページ
- 出版社: 朝日新聞出版 (2012/2/7)
石油、レアメタルなど豊富な資源の眠るアフリカ大陸。急成長の裏で、経済格差は拡大し暴力の嵐が止まない。それは一体何故か?武装勢力や人身売買組織の首謀者インタビュー、内戦中のスーダン密入国など危険も顧みず敢行した取材による傑作ルポルタージュ。アフリカの「資源の呪い」の実態がリアルに伝わってくる良本。紛争鉱物を研究したい学生さんはぜひこの本を一度読んで欲しいです。
2.アフリカ 苦悩する大陸
- 著者:ロバート・ゲスト
- 単行本:340ページ
- 出版社: 東洋経済新報社 (2008/5/1)
経済誌『エコノミスト』の元アフリカ担当編集長ロバート・ゲストによる、腐敗した政府、民族対立、貧困、HIVなど、アフリカに関する問題の核心を取材した一冊。同士は、1990年代に英国紙『デイリーテレグラフ』の日本特派員を務めたあと、『エコノミスト』特派員として南アフリカを拠点に7年間にわたりアフリカを取材。対象本として『アフリカ希望の大陸』はぜひ読んでおきたい。
3.ルポ「アフリカに進出する日本の新宗教」


ルポ アフリカに進出する日本の新宗教
- 著者:上野 庸平
- 単行本:224ページ
- 出版社: 花伝社 (2016/7/8)
なぜアフリカで、これほど日本の新宗教が受け入れられるのか?幸福の科学、統一教会、真如苑、崇教真光、ラエリアン・ムーヴメント、そして創価学会、これら新宗教を受け入れ、信仰するアフリカの人々の姿に迫った一冊。宗教法人が国際協力の現場でもたらすインパクトは、ゆるぎない信仰心に勝る資金力でかなり大きく、興味があったのでとても面白い本でした。
アフリカで活躍する日本人執筆のオススメ自叙伝
1.僕らはソマリアギャングと夢を語る――「テロリストではない未来」をつくる挑戦
僕らはソマリアギャングと夢を語る――「テロリストではない未来」をつくる挑戦
- 著者:永井陽右氏
- 単行本(ソフトカバー): 208ページ
- 出版社:英治出版 (2016/5/10)
現アクセプト・インターナショナル代表理事の永井陽右氏の奮闘記。実は下里と同じ年であらゆる面から刺激をもらっている一人。「ソマリアほど劣悪だと、誰も何もできやしないよ」と、何度周りに言われても、諦めずに信念とする、一番手を差し伸べるべき問題に目を向けることを忘れず、「テロリスト予備軍」と呼ばれる同年代のギャングに寄り添っていく過程が描かれている。困難に立ち向かうための決断力・行動力・想像力に感心する一冊。
2.国境なき助産師が行く 難民救助の活動から見えてきたこと
国境なき助産師が行く――難民救助の活動から見えてきたこと (ちくまプリマー新書)
- 著者:小島毬奈氏
- 新書: 223ページ
- 出版社: 筑摩書房 (2018/10/5)
国境なき医師団の現場から語られる生と死のリアル、救えなかった命、現場の憤り、衝撃の隊員生活の数々、まさしく衝撃…!の一冊です。貧困、病気、教育の不足、女性の地位の低さ、レイプなど、難民の現実がいかに厳しいか感じさせられるエピソードの数々でした。現場の第一線に関わりたい方、今世界で起きていることのリアルを知り合い方はぜひ彼女の自叙伝を読んで欲しいと思います。
※こちらの本は、小島毱奈さんご本人から、#国際協力読書会にて、寄贈いただき拝読させていただきました。
3.我が志アフリカにあり・新版
- 著者:島岡由美子氏
- 単行本(ソフトカバー): 288ページ
- 出版社: バラカ; 初版 (2012/9/19)
タンザニアのザンジバルで、漁業・アート活動・柔道などを盛り上げ、日本に最初にティンガ・ティンガアートを広めた、株式会社バラカの島岡強の人生のストーリーを、奥様である島岡由美子氏の苦労とともに語る赤裸々なストーリー。1987年からザンジバルに暮らす彼らのストーリーには、これからアフリカを志す若者にとって多いに刺激になることは間違いない。
ちなみに続編の続・我が志アフリカにありも読むべし。
4.歩き続ければ、大丈夫。—アフリカで25万人の生活を変えた日本人起業家からの手紙
歩き続ければ、大丈夫。—アフリカで25万人の生活を変えた日本人起業家からの手紙
- 著者:佐藤芳之氏
- 単行本(ソフトカバー): 240ページ
- 出版社: ダイヤモンド社 (2014/11/21)
ケニア・ナッツ・カンパニーで国民の200人に一人の生活を支える佐藤芳之氏の人生をかけたストーリー。70歳を超えた現在も新しいビジネスに日々挑戦し続けている、アフリカビジネスといったら必ずたどり着く方の一人です。「夢を夢で終わらせないために大切なこと」が要所に渡って哲学的に語られており、今からアフリカに挑戦する若者にはぜひ読んで欲しい一冊です。
5.職業は武装解除
- 著者:瀬谷ルミ子
- 文庫: 232ページ
- 出版社: 朝日新聞出版 (2015/5/7)
現認定NPO法人日本紛争予防センター(JCCP)理事長の瀬谷ルミ子氏の赤裸々なストーリー本。現在の職業にいたるまでの幼少期からのストーリーと、活動をしていく上での葛藤など、一気に読み進めるくらい面白い一冊でした。個人的には、まだ紛争中のシエラレオネに20代で単身で乗り込んでいったところが衝撃でした。
6.行くぞ!ロシナンテス 日本発 国際医療NGOの挑戦
- 著者:川原 尚行 氏
- 単行本: 280ページ
- 出版社: 山川出版社 (2015/5/30)
スーダンで医療活動を行うNPO法人ロシナンテス代表川原尚行氏の活動の軌跡を追った一冊。一からNPOを立ち上げスーダンという困難な場所で医療活動を実現させた川原氏の軌跡のストーリー。
7.バッタを倒しにアフリカへ
- 著者:前野 ウルド 浩太郎
- 新書:378ページ
- 出版社: 光文社 (2017/5/17)
「子どもの頃に、バッタの大群に女性が襲われ、緑色の服が食べられたという記事を読んで、自分もバッタに包まれてみたいと思っていたんです。」と語る筆者:バッタ博士・前野 ウルド 浩太郎のモーリタニアへの活動とそれまでの修羅場ストーリー。思わずくすっと笑ってしまう独特の世界観とともに、誰も挑戦したことのない道へ進む苦悩とワクワクの体験できる一冊。
8.世界を救う7人の日本人!国際貢献の教科書
- 著者:池上彰氏
- 文庫:296ページ
- 出版社: 朝日新聞出版 (2016/4/7)
●スーダンで社会の土台づくりをする「復興支援の問題」を救う:宍戸健一さん(JICAスーダン事務所長/現JICA地球環境部審議役兼次長)、●ウガンダで米を植える「食料の問題」を救う:坪井達史さん(JICA専門家)、●ニジェールで学校の改革をする。「教育の問題」を救う:原雅裕さん(JICA客員国際協力専門員/現JICA専門家)、●モザンビークでアルミ精練工場をつくる「経済の問題」を救う:宮司正毅さん(JICA客員専門員/現北海道当別町長)、●特別対談「国際協力の問題」を救う:緒方貞子さん(JICA理事長/現JICA特別フェロー)
など様々な立場の国際開発の視点で活躍する日本人と世界の課題について紹介。国際協力の教科書としてはとても分かりやすく面白い一冊。
下里夢美
シエラレオネの歩き方
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アラジの下里夢美が
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